占有屋(せんゆうや)
担保不動産が競売に付される際に不動産を占有し、担保価値を損なったり、競売を妨害して高額な立退料を要求する者をいう。
虚偽の賃貸借契約などによるケースが多く、権利なき占有は違法であるが、その排除には訴訟その他の労力を要する。
なお、抵当権の登記後なされた短期間賃借(住宅は3年間)を抵当権者から保護するための制度(短期賃貸借の保護の規定)があってこれを占有屋が悪用することが多かったため、2003年にその規定が廃止され(短期賃貸借保護制度の廃止参照)、代わりに、競売前からの占有者は競売落札時から6ヵ月に限って引き渡しを要しないという規定(落札後の賃料を支払わないときには適用されない)が設けられた。
また、占有屋を排除する手続を簡便にするため、占有者不明のまま明け渡し命令をなすことも可能となった。
2003年8月に民法が改正され、2004年4月以降は短期賃貸借契約制度は廃止。占有屋が居座る根拠は無くなり、事実上消滅した。
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